西条祭り 本肩(神さん舁き)

あれこれ雑記

・神さん舁きは年番の校区の人間が行います  

 なので5年に一度廻ってくる(言葉を返せば五年に一度しかチャンスはない)ものです

 ただ二日続けてやるのは希望者だけで、基本は一日だけとなってます

 神拝校区だと町内で2名をそれぞれ出すので延で4名が出ることになります

 

・時間と集合場所  

 集合時間は15日が3時に伊曾乃神社の中の神さん倉庫前、16日が4時で御旅所の神さんの倉の南側でした

 

・服装 

 白の装束は貸してくれます

 一日の人は終わったら返却で二日の人は15日はそのまま着て帰ります

 白の装束の下に着るのは何でもええです 多くの人は町内のダボでした 

 自分は三つ揃え(毛糸の上下に腹巻き)にしました 腰巻きは着けません

 神さん舁きの番号札と赤線三本の鉢巻は終わった際にいろんな人が「記念にちょうだいよ」、ともらって帰る人が多くいました 自分もそうしました

 

・地下足袋  

 今までずっと西条祭りは地下足袋でやってスニーカーなんて、そんな考えでしたが、今回は「リタイアだけは避けたい」、という気持ちから8月あたりから長時間長距離でも疲れにくいというスニーカーを調べて買い、それで乗り切りました

 やっぱり混雑している際に靴のこばを踏まれると脱げてしまうし不格好なので地下足袋のほうがええのかもです

 

・どうやって行くか 

 元気と自信があれば町内から自分の屋台に付いていく(その場合は集合場所で法被等は預かってくれます)

 自分は両日とも車でメロディー橋西側の下に行き夜まで停めっぱなしにしてました

 

・食事 

 朝はおにぎり2個、昼は本編画像のように弁当ですがかなりボリュームがあります  ただ本編に時間が出ているように15日は早すぎて16日は遅いです

 そして食べ盛りの成人男子だと量が足りないかもしれません、それでバテたような人もあったので個人で携行食を持参すると体力的にもいいかと思います

 

・飲み物 

 軽トラが随行していてそこに氷入りクーラーボックスがあり、アルコール、お茶、スポーツ飲料、コーヒーと豊富です

 

・カッパ 

 自分で用意して腹巻きに入れてましたが、何の事はない軽トラに大量に積んでました

 

・持っていくといいもの   

 個人差があるでしょうが、自分は日焼け止めと帽子と頭痛薬や冷えピタを持っていって正解でした  

 人によってはリップクリームやのど飴なんかも   

 携行食や小銭(コンビニ等で栄養や水分補給)も持っていくといいかも

 

・掛け声や唄   

 「ちょーーーさーじゃ」をひたすら繰り返します  ただ途中から自然発生的に伊勢音頭が始まりました  

 でも氏子さんが多くいる前では「ちょーーーさーじゃ」に戻ってました

 

・川入り     

 てっきり神さん舁きが川入りも担当するのかと思ってました

 実際は加茂川に到着して笹で囲われた中に据えると神戸校区の人と交代してメロディー橋を歩いて渡り待機します(この渡る時間は一般の人が通行禁止にされた後に渡るようになるのでちょっとした特典のような眺めを橋から見ることになります)

 そして川から上がり最後の宵のお神楽が終わると、また神さん舁きが担当します

 

・宮入     

 宵から土手を上がり車をつけて大鳥居前階段手前まで行きます、ここで再度車を外し後はずっと舁いて行きます

 ここは神戸校区の人が手伝ってくれます、服が濡れている人は少なく感じたので、あらかじめ最後の最後を担当してくれる人がいるように感じました

 神門前で鳳凰を外します、その後に門の上に当てないように担がず逆手で持ち上げて門をくぐるのがきついです(宮出しもそうなんですが、観客が多いのと始まったばかりで力が出ます)

 その後に本編にも書いていますが、拝殿にまた逆手で入れて真っ暗闇の中で神さんから伊曾乃の神様がお宮に移られます(この時は神職や鬼頭以外は外に出ます)

 その後神様がいなくなった神さんを拝殿から逆手で出して倉庫へまた逆手で入れます、ここがかなり苦しくしんどい

 今までの祭り中は「あー、神さんじゃ」とか「いきよらい」などと感じる程度でしたが、氏子さんが手を合わせてくれたり、お賽銭をいれてくれたり、拝んでくれたり、拍手してくれたりでこれはだんじりやみこしでやってると体験できないものです

 そしてそれは有り難い気持ちに、いい気持ちになれるものです

 

 町内によってはお神楽の手前から舁き夫さん達が大勢押し寄せて神さん舁きからバトンタッチしてお神楽所まで舁いて持っていく所が幾つかありました(通常のお神楽場所ではその場所まで車を付けて行き、笹の中で車を外します)

 あれは神さんも氏子さんも喜ぶし、威勢がいいのでもっと広まるといいなと感じました

 

 これは改善出来る面ですが、16日の朔日市から風伯神社へ神さんが行幸する道がだんじりの統一運行と重なり合い30分ほど渋滞しました

 ここを改善すれば統一運行の玉津での昼食や提灯点けての川入りや西条校区が土手に上がれないが解消されます

 

 神さんの巡幸ルートもだんじりの統一巡行と同じように変化しているようです

 神さん舁きが初めてなので詳しくは分かりませんが、15日の実家近所のお神楽の後のコースが以前と変わってますし、何年か前までは16日の新町泉で神拝校区が差し上げをやっている後ろを掛樋から斜めに来た神さんが抜いていたのが、今年は掛樋から元のハルク前通りを東へ進み吉原稲荷への昔からの道に入りました

 

 だんじりは舁き棒が丸いので肩にいれても単に重い軽いですが、神さんの舁き棒は四角です  

 これが肩に食い込んでかなり痛い、コツがあるんでしょうが神戸の人は川入りで「よーあれだけできるな」と思います

  夕方に御旅所についた際に川入り用の少し長い舁き棒に取り替えます、しかしこちらも四角い舁き棒です

 

 お供本町は16日にずっとお供をするとばかり思ってましたが、そうでもなく風伯神社のお神楽から離脱して本局前から登道方面へは行きません

 同じようにクラレや市塚新街にも行きませんでした(産業道路のアンダーパスを神さんはくぐれてもお供本町はくぐれないというのもあるようです)

 お供本町は中学生の頃にやっていました(本編画像に写る彼と) ただ当時は16日にほとんどお供せず、お旅の後に登道のアーケード入り口までお供した後に新町通りを神さんどころかだんじりも先回りしておいべっさんに帰り御殿前に行く神さんをそこで待って合流しました

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